創作へ 尽きぬ思い 新報文学三賞 4氏に贈呈


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琉球新報文学三賞を受賞した(左から)東恩納きよしさん、大城百合子さん、神山教子さん、石川みもりさん=2日、那覇市安里のホテルロイヤルオリオン

 琉球新報社が主催する琉球新報文学三賞(短編小説賞、俳壇賞、遠藤石村賞、歌壇賞)の2017年度贈呈式と祝賀会が2日、那覇市のホテルロイヤルオリオンで開かれた。約150人の来場者が見守る中、受賞者4人に賞状と副賞が贈呈された。受賞者は晴れやかな笑顔で、さらなる飛躍を誓った。

 第45回琉球新報短編小説賞は石川みもりさん(31)(本名・石川友美)=浦添市=で受賞作は「火傷の痕と子守唄」。第39回琉球俳壇賞は神山教(のり)子さん(75)=那覇市、過去の俳壇賞受賞者から俳句界の発展に寄与した人に贈られる遠藤石村賞には大城百合子さん(86)=うるま市=が選ばれた。琉球歌壇賞は東恩納きよしさん(70)=うるま市=に贈られた。
 贈呈式では富田詢一琉球新報社社長が「4人の方々は顕著な創作活動が認められ、授与することになった。心からお祝い申し上げたい」とたたえた。選考委員の又吉栄喜さん(短編小説賞)、太田幸子さん(俳壇賞、石村賞)、屋良健一郎さん(歌壇賞、代読)が選考経過を述べた。