6年生も35人学級に 沖縄県教育庁が方針、全学年で少人数導入へ


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 沖縄県教育庁は2日までに、小学校6年生で35人学級を2018年度から導入する方針を固めた。小中学校の1学級の児童・生徒定数を40人未満にする「少人数学級」の一環。小学校6年生へ対象が拡大されると、県内の公立小学校では全学年で少人数学級が導入されることになる。

 県内の公立小学校で一斉に導入する方針。県教育庁は少人数学級の小学校6年生への導入で50学級増が必要と見込んでおり、教員50人の増員を見込む。県議会2月定例会に教員増員を盛り込んだ、条例改定案を提出する方針。県教育庁は「少人数学級の導入で、学習規律の徹底ときめ細やかな指導を図っていきたい」としている。

 教育庁では02年からきめ細やかな指導などを目的に少人数学級の導入を進めている。県内の各公立小中学校では、17年度までに小学1、2年で30人学級、小学3、4、5年、中学1年で35人学級が導入された。小学5年生での35人学級は、17年度から始まっている。(塚崎昇平)