沖縄県、9年ぶり女性部長起用へ 知事方針、総務部長には金城弘昌氏


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 沖縄県の2018年度部局長人事について翁長雄志知事は7日までに、17年度末で定年を迎える金城武総務部長(60)の後任に、金城弘昌子ども生活福祉部長(58)をスライドさせることを決めた。金城弘昌氏の後任は、大城玲子会計管理者(56)を充てる。知事部局の女性部長は9年ぶりで、翁長県政では初めて。女性の活躍を推進する目玉人事と位置付けている。

 宮城理土木建築部長(59)の後任は上原国定土木整備統括監(56)が就く。宮城氏は外郭団体の県建設技術センター理事長に転出する予定。任期満了を迎える伊江朝次病院事業局長(69)の後任は、前県立南部医療センター・こども医療センター院長の我那覇仁氏(67)を充てる。大城会計管理者の後任は伊川秀樹生活企画統括監(57)を充てる。定年を迎える比嘉徳和東京事務所長(60)の後任には、渡久地一浩観光政策統括監(57)が就く。

 川満誠一企画部長(57)、屋比久盛敏商工労働部長(59)、嘉手苅孝夫文化観光スポーツ部長(58)、大浜浩志環境部長(58)、島尻勝広農林水産部長(58)、砂川靖保健医療部長(57)は留任。平敷昭人教育長(59)も留任する。

 翁長知事は、基地問題を統括する知事公室長に池田竹州基地対策統括監(56)を充て、3月末に定年の現公室長の謝花喜一郎氏(60)は特別職の企業局長に起用することも決めている。