那覇港新港ふ頭の那覇港公共国際コンテナターミナルに寄港する大型クルーズ船の乗客が、下船後の移動に不便を強いられていることを受け、那覇港管理組合は7日、コンテナターミナル内にタクシーの乗り入れができるよう調整を進めていることを明らかにした。
コンテナターミナルを管理運営する那覇国際コンテナターミナル(NICTI)や沖縄総合事務局、県ハイヤー・タクシー協会など関係機関で、4月からの開始を目標に検証を進めている。7日に開かれた那覇港管理組合議会2月定例会で、渡久地修氏(県議)の質問に答えた。
那覇港公共国際コンテナターミナルはSOLAS条約(海上人命安全条約)によりテロ防止などの保安対策が求められ、施設敷地への出入りには事前の身分確認などを義務付けている。
貸切バスは事前申請で許可を得れば出入りできるが、タクシーは入港が制限されている。このため大型クルーズ船から降り立った乗客は、コンテナターミナルから距離がある旅客ターミナルまで移動し、観光地に向かうタクシーに乗ることを余儀なくされている。