【宮古島】宮古島市は4日、市民参加型の環境保全イベント「第2回エコの島コンテスト」をJTAドーム宮古島で開催した。環境保全などの活動をする8団体がブースを出展し、来場者や審査員が審査をした。最高賞に当たる「エコの島大賞」には、県立宮古総合実業高校の生徒らが取り組んだ「グルクンとそばの実で宮古島を守る~地域と連携したソース作り~」が選ばれた。
宮古総実の生徒らは、市民の生活用水となる地下水の保全と伊良部島の伝統漁法「アギヤー漁」の低迷を課題に挙げ、商品開発に取り組んだ。宮古島で栽培されている、地下水に悪影響を与える窒素を吸収するソバと、アギヤー漁で漁獲されるグルクンを材料に用いて、特製ソース「グルっと♪ガーリックン」を地元企業と連携して開発した。
3年の善福友陽さん(18)は「これまでたくさんの大会に参加してきた。賞に選ばれてうれしい」と話した。
副賞としてイオン琉球から8万円相当の金額がチャージされたWAONカードが贈呈された。
そのほかの賞と受賞団体は次の通り。
【ハッピーWAON賞】宮古島サンゴ礁ガイドのなかまたち
【資源・エネルギー部門】宮古木工芸
【ごみ・生活環境部門】宮古の海をキレイにし隊
【学習・普及啓発部門】NPO法人「宮古島海の環境ネットワーク」
【生物多様性部門】宮古自然クラブ