琉球アスティーダ 「Tプレミア」へ意欲 成長へ決意


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台湾への空路拡大とTプレミアリーグへの意気込みを翁長雄志知事(左から4人目)に語った井上慎一CEO(同3人目)と江宏傑選手(同5人目)、外間政克監督(右端)=13日、県庁

 卓球日本リーグ1部の琉球アスティーダの外間政克監督と江宏傑選手、メーンスポンサーのピーチ・アビエーションの井上慎一最高経営責任者(CEO)は13日、県庁に翁長雄志知事を訪ね、今年10月に開幕する卓球のプロリーグ「Tプレミア」への参加などの意気込みを語った。

 アスティーダはアマチュアの日本リーグに加え、今秋開幕予定の完全プロ化したTプレミアリーグにも参戦する。

 外間監督は、昨年末に那覇市民体育館であった日本卓球リーグプレーオフ・JTTLファイナル4に、県民ファンら大勢の観客が詰め掛けたことに手応えを感じたと説明。Tプレミアに挑むことには「今後、チームはより大きくなるので、協力をお願いします」と話した。江選手も「沖縄県民の優しい対応を励みにもっと貢献したい」と意気込んだ。

 台湾の高雄と那覇を結ぶ就航便の準備を急ぐ井上CEOは、卓球の競技人口が多いアジアと沖縄をつなげ「少しでも沖縄への誘客に貢献したい」と語った。

 台湾に空路を拡大するピーチと、台湾出身の江選手がいるアスティーダに翁長知事は「沖縄は台湾からの客が1位。台湾とは兄弟のようにやってきたので、江選手の加入もうれしい」と語り、「県が取り組むスポーツアイランド構想にいい形で結びついている」とさらなる発展を期待した。