「美ら海壊さないで」 辺野古新基地建設に市民抗議


この記事を書いた人 松永 勝利
機動隊に排除される市民ら=17日午前8時58分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、市民ら約120人は17日午前、米軍キャンプ・シュワブゲート前に座り込み、新基地建設反対を訴えた。午前中までにコンクリートミキサー車10台を含む工事車両94台がシュワブ内に入った。
 午前9時ごろ、機動隊がゲート前に現れ、座り込む市民を次々に排除した。その後、工事車両がゲート内に入った。市民から「美(ちゅ)ら海を壊すようなことはやめて」「『新基地を造らないで』ってお願いしているだけ」などの声が上がった。
 畑仕事の合間を縫って座り込みに参加した渡慶次賀俊さん(67)=糸満=は「日本は沖縄にだけ基地を押しつけておいて、また新たな基地を造ろうとしている。もう要らない。今でもいっぱい米軍基地が沖縄にあるのに。絶対に基地建設は許さない」と話した。【琉球新報電子版】