新垣比菜さん、母校・兼原小で講話 目標の人見つけ、努力重ねて


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「目標とする人を見つけることで、夢の実現に近づける」と語る新垣比菜さん=7日、うるま市立兼原小学校

 【うるま】プロゴルファーの新垣比菜さん(19)が7日、沖縄県の兼原小学校の4~6年生に「夢を持とう」と題しキャリア教育講話を実施した。昨年引退した宮里藍さんに憧れ、プロを目指したという新垣さんは「憧れの人を見つけることが原動力になる」と夢を持ち続ける秘訣(ひけつ)を紹介、後輩たちにエールを送った。

 父の影響で小学2年生から始めたゴルフ。当時、テレビや新聞をにぎわせていた宮里さんに憧れたという。運動が得意ではなかったというが、毎日練習を重ね「努力でここまで来られた」と述べ、支えてくれた両親や関係者への感謝の気持ちを表した。小学校6年生で、史上最年少でプロの大会に出場した。良い結果は残せなかったが「夢のような体験で、学ぶことが多かった」と振り返る。

 「県内で頑張りたい」との気持ちから、興南高校へ進学し、周囲で頑張る友人の姿を原動力にさまざまな大会に出場した。高校3年の頃はスランプに陥った時期もあったが、同時期に出場した大会で「初優勝し自信につながった。努力は裏切らないと実感することができた」と積み重ねが大事だと呼び掛けた。

 昨年夏にプロテストに合格したが「まだ下の方なので、たくさん練習して、宮里さんのように世界で活躍する選手になりたい」と述べ、2020年の東京五輪を目指し、飛躍を誓った。