【石垣】石垣島で生産したミドリムシやクロレラなどを活用した商品開発・販売などを手掛けるバイオベンチャーのユーグレナ(東京、出雲充社長)が、石垣市の「石垣港離島ターミナル」のネーミングライツを取得した。21日、出雲社長と中山義隆石垣市長が協定書に調印した。同施設の愛称は「ユーグレナ石垣港離島ターミナル」となり、4月から愛称での運用が始まる。市の公共施設でネーミングライツが導入されるのは初めて。ユーグレナは2010年、市内商店街のネーミングライツを取得している。
契約は18年4月~23年3月の5年間で、契約金額は総額5460万円(税込み)。ターミナルの正面入り口とロビー中央壁面に愛称が掲示される。ネーミングライツ料は施設の維持管理や修繕などに活用される。
出雲社長は「地元の皆さまへのアピールに力を入れたいと思い手を挙げた。今後もスポーツや教育などで石垣、八重山との関係性を深めたい」と話した。