プロ野球のオープン戦が24日、沖縄県内4球場で行われ、駆け付けたファンが大きな声援を送った。北谷公園野球場であった中日―日ハム戦は、本塁打を中日が2本、日ハムが4本放ち、5053人の観客を喜ばせた。
県出身で中日の又吉克樹投手が6回から登板すると観客席でウエーブが起こり、日ハムにドラフト1位入団したスラッガー清宮幸太郎選手が打席に立つと、多くの観客がネット際まで移動してカメラを構えていた。清宮選手は三振に終わったが、日ハムは5回に3者連続本塁打を放ち、長打が出るたびに外野席の客は期待感とともに白球の行方を追っていた。
試合は6―4で日ハムが勝利したが、愛知県から中日を応援しにきた深見洋平さん(27)は「選手との距離が近いのがとても新鮮。本塁打も見ることができたのでとても満足だ」と笑顔を見せた。日ハムファン歴2年の与那覇夏希さん(23)=浦添市=は「生で見ることができてとても良かったけど、好きな西川遥輝選手の活躍をもっと見たかった」と語った。
那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇であった試合は、DeNAが3―1で巨人に勝利。DeNAファンの赤嶺尚鷹さん(15)=糸満中=は「嶺井博希選手の活躍が見られてうれしかった」と声を弾ませた。