夢の世界に 20万人 木下大サーカスが閉幕


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沖縄での最終公演を終え、観客の声援を受ける木下大サーカスの団員ら=26日、豊見城市の豊崎タウン特設会場

 沖縄県豊見城市豊崎タウン特設会場で12月15日から約2カ月開催された「琉球新報新本社ビル落成記念プレ事業 木下大サーカス沖縄公演」が26日、閉幕した。期間中は約20万人が来場し、夢の世界を堪能した。

 5年ぶりの沖縄公演はホワイトライオンのショーや空中ブランコショーなど多数の演目で観客を沸かせた。最終日は平日にもかかわらず、多くの観客が訪れ、技が決まった瞬間には大きな拍手と歓声が起きた。

 26日、那覇市天久の琉球新報社を訪れた木下サーカスの木下唯志社長は「出演者も温かい声援を観客から受け、沖縄での公演を楽しんでいた。素晴らしい公演になった」と語り、「次回沖縄公演があるときは、さらにいい演目を沖縄の人に見せたい」と意気込んだ。

 北中城村出身で初めて地元公演に出演した今村翔さん(24)は「家族や友人、恩師に今までやってきたことを見せられてよかった」と笑顔を見せ「次の沖縄公演では空中ブランコなどに出演できるよう技を磨きたい」と目標を語った。

 沖縄公演で5年半ぶりに復活した演目「葛(くず)の葉」に出演した村木仁美さん(27)は「お客さんの反応がいい沖縄でデビューできてよかった」と振り返った。