キャンプ・ハンセンに矯正部隊 不正米兵に処罰「重労働」 「前近代的」指摘も


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 【ワシントン=座波幸代本紙特派員】米海兵隊は、軽微な不正行為を犯した兵士らを対象にした、矯正監督部隊プログラム開設を沖縄県のキャンプ・ハンセン内に計画している。当初は2月14日開設を予定していたが、米海兵隊専門紙「マリンコータイムズ」(電子版)によると、5月に延期された。プログラムは兵士の早期離隊率を下げるのが目的。不正行為を犯した兵士は7日間、または30日間は監視の下で、ハンマーで岩を砕くなどの重労働や規律の徹底、戦闘に向けた身体トレーニングなどに参加する。

 一方、マリンコータイムズによると、同プログラムが強制労働収容所のようで前近代的だという指摘もあるが、海兵隊関係者は重労働が処罰の一つであるとともに、部隊の結束やリーダーシップの育成にも役立っているという。