【宜野湾】情報技術(IT)に関する興味を高め、関連分野に進む人材育成につなげようと、沖縄県宜野湾市立嘉数小学校(當山忠男校長)で28日、IT活用体験教室が開かれた。5年生147人がタブレット端末を使って人型ロボット「NAO(ナオ)」を操作し、プログラミングについて学んだ。
厚生労働省が委託した事業で、県内実施は初めて。2020年度からの学習指導要領で小学校でのプログラミング教育が必修化されることもにらんでいる。
国際電子ビジネス専門学校の屋良朝也さんが講師を務めた。グループごとにロボットの動作や話す言葉の内容を決め、制御するプログラムを入力。その通りに実行するかを試した。
安座間楓さん(11)は「動作を繰り返させる指示が難しかったけど、(ロボットのいる授業は)とっても新鮮だった」と話した。
厚労省の委託で県職業能力開発協会が主催。希望校で5、6年生を対象に実施していく。