アジケイ・コンペ コザ、与勝高グランプリ 観光客向け映像配信


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 民間企業がアジア展開する上で抱える課題の解決策を若者が提案する「アジケイ・コンペ」(県アジア経済戦略課主催)が2月24日、那覇市の県立博物館・美術館で開かれた。予選を突破した高校生から新社会人までの8チーム17人が出場してアイデアを競った結果、コザ、与勝両高の生徒3人でつくるチームOBCが提案した映像配信アプリ「RYUQTV」がグランプリに輝いた。

 コンペで仲元涼乃さん(与勝高3年)、津覇悠野さん(コザ高3年)、山城晴日さん(同2年)でつくるOBCは「海外進出を望む地元企業の役に立つため、テレビ局が進めるべき映像コンテンツを利用したビジネスモデルの企画提案」という琉球朝日放送が示したテーマに応えた。

 RYUQTVは、沖縄へ観光で訪れる人に向けて観光地の情報やショッピング、料理などの情報を映像で配信し、ローカル番組も載せる。航空会社のホームページに案内文を載せるなどして沖縄観光を検討している人をアプリに誘導する。若者のテレビ離れが指摘される中、映像コンテンツの新たな活用手段の開拓を目指した。

 琉球大4年の新井直子さんはホームページや会員制交流サイト(SNS)を通じてコスメブランド「ちゅらら」の認知度向上策を検討し、2位に輝いた。