FC琉球、仕上がり上々 J2昇格へ決意


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
シーズン開幕に向け、意気込むFC琉球の選手やスタッフら=5日、沖縄市のNBC総合結婚式場

 サッカーJ3のFC琉球は5日夜、沖縄市のNBC総合結婚式場でキックオフパーティーを開いた。11日に今シーズンのリーグ開幕戦をホームで迎える琉球。選手を代表し、朴一圭主将が「例年よりチームの仕上がりがいいと感じている。昨季はなかなかホームで勝てなかったので、今季は勝率を上げて、ホームでJ2昇格を決めたい」と力強い言葉で、今季へ臨む決意を語った。11日は午後2時から、沖縄市の県総合運動公園陸上競技場でカターレ富山と対戦する。

 会は毎年、シーズン開幕前に開いている。金鍾成監や選手、琉球の経営母体である琉球フットボールクラブの倉林啓士郎社長らチーム関係者をはじめ、スポンサー企業の関係者らが集まった。

 倉林社長は昨季を振り返りながら、「昨年は過去最高の6位になった。15周年を迎える今年、J3優勝そしてJ2昇格に向け、監督と選手が力を合わせ、(目標を)実現できるように行動していきたい」と語った。

 ホームタウンである沖縄市の桑江朝千夫市長は「シーズンを重ねるごとに、魅力的なサッカーをしている。今年こそはぜひ、私たちをJ2に連れて行ってほしい」と期待を込めた。

 選手の紹介もあり、その後、訪れた協賛企業の関係者に対し支援への感謝を述べながら談笑するなど、和やかな雰囲気となった。

 金監督は「主力が抜け、チームは変わったが、キャンプでコミュニケーションは取れている。言い訳のできないシーズンがいよいよ始まる」と意気込んだ。