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初めての雪「冷たい」 名護・桜野特支校 北海道新聞が粋な計らい

初めての雪に笑顔を浮かべる県立桜野特別支援学校の児童・生徒ら=1日、名護市の県立桜野特別支援学校

 【名護】沖縄県名護市の県立桜野特別支援学校に1日、北海道から雪のプレゼントが届いた。送り主は北海道新聞社の村田正敏会長で、名護市に北海道の雪を贈呈する雪プロジェクト実行委員会の委員長も務める。今年のプロジェクト活動は終了していたが、児童・生徒たちを雪に触れさせたいという同校の願いに応えた。初めての雪に触れた児童・生徒らは「冷たい」と笑顔を見せていた。

 北海道内の企業で組織する雪プロジェクト実行委は毎年、プロ野球北海道日本ハムファイターズの名護キャンプに合わせ、名護市内の保育園・幼稚園に雪を贈呈している。今年も57園に贈呈した。

 今回、桜野特別支援学校の前泊大志教諭(41)が中学部、高等部の授業で、名護への雪の贈呈を伝える記事を紹介すると、生徒らから「うらやましい」「雪を触りたい」などの声が上がった。

 前泊教諭は生徒らと意見をまとめ、実行委事務局の北海道新聞社に「可能であれば、桜野特別支援学校にも雪を送ってほしい」とのメールを送った。それに対し事務局から「雪プロジェクトは終了したので、北海道新聞社の村田会長から雪を贈呈する」と返事があり、贈呈となったという。

 前泊教諭らとメールの文面を考えたのは辺土名良弥さん(14)=中2=と高山陽斗(はると)さん(15)=中3、伊野波琉斗さん(16)=高1、知花誠也さん(16)=同=の4人。

 日ハムの大ファンという辺土名さんは「初めて雪を触った。ふわふわして冷たかった。雪を送ってくれた村田会長を含め、北海道の人は温かい。ありがとうと言いたい」と感謝した。

 前泊教諭は「子どもたちが行動を起こすことで、雪が届き、良い経験になったはずだ。突然の依頼を快く受けてもらい、子どもたちの教育に協力してくれた村田会長に感謝している」と述べた。