島コーヒー 一堂に 沖縄市で収穫祭 きょうまで


社会
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 【沖縄】県内のコーヒー農家やカフェなどが一堂に会す「沖縄珈琲(コーヒー)収穫祭2018」が10日、沖縄市のミュージックタウン音楽広場で開幕した。コーヒー農家ら35人でつくる沖縄珈琲生産組合を中心に、県産コーヒーの普及を目的に初めて開催した。コーヒーの提供や豆の販売、ドリップ講座など多彩な催しに多くの人が訪れた。11日まで。

コーヒー豆やお菓子を求める来場者ら=10日、沖縄市のミュージックタウン音楽広場

 宮里直昌組合長は県内でのコーヒー栽培について講演。夏の台風や冬の寒さなど、難しい環境を研究や工夫で乗り越えた様子を紹介し「沖縄でコーヒーを作るのは大変だが、世界に通用するおいしさだ。話を聞いて価値を知ってもらい、飲んでもらえたらうれしい」と呼び掛けた。

 苗を購入した多嘉良勉さん(57)=うるま市=は「以前も育て収穫、焙煎(ばいせん)までやった。3度目の挑戦だ」と意気込んだ。県産豆のコーヒーを飲み「自分で育てたものよりもおいしかった」と笑った。11日は午前10時から午後5時まで。午後3時からドリップ講座、午後4時から沖縄珈琲豆オークションが催される。