ひめゆり資料館新館長に普天間氏 戦後生まれ初めて 島袋館長は退任へ


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
 普天間 朝佳氏

 ひめゆり平和祈念資料館(沖縄県糸満市伊原)は13日、島袋淑子館長が3月末で退任すると発表した。後任には普天間朝佳副館長が就任する。

 戦後生まれが館長となるのは初めて。同館は発表文で「今後、資料館は、館を設立し、運営してきた戦争体験者の世代から、非体験者の世代へと引き継がれる」と説明している。

学徒隊の生存者の説明を受けながら、見学する修学旅行生ら=糸満市のひめゆり平和祈念資料館

 ひめゆり平和祈念資料館は1989年に開館した。島袋館長は7代目館長として2011年に就任した。普天間副館長は89年からひめゆり平和祈念資料館に勤務。17年3月発刊の「沖縄県史」各論編6・沖縄戦で学徒隊の項目を執筆した。【琉球新報電子版】