おもちゃのドルでタクシー乗車 米海兵隊員に猶予刑 那覇地裁


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 「プロップマネー」というドル紙幣の模造品をタクシー運転手に支払い、釣り銭として現金をだまし取ったなどとして、詐欺罪に問われた在沖米海兵隊一等兵(22)の初公判が16日、那覇地裁であった。一等兵は起訴事実を認め、柴田寿宏裁判官は懲役1年6月(求刑同)、執行猶予3年の判決を言い渡した。

 判決によると、一等兵は昨年7月、5回にわたって100ドル紙幣の「プロップマネー」を、タクシー運転手に渡して釣り銭として現金計3万5千円余と90ドルを受け取った。コンビニエンスストアでも同様の手口で9900円を受け取った。