海上集中行動を実施 カヌー28艇 辺野古新基地建設


この記事を書いた人 松永 勝利
:「SAVE THE DUGONG(ジュゴンを救おう)」と書かれた横断幕を掲げるカヌー隊のメンバーら=17日午前9時15分、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、反対するカヌー隊28艇と抗議船3隻は17日午前、海上で抗議した。沖縄防衛局はK3護岸やK4護岸で採石を投下し、重機で採石を敷きならした。
 抗議市民は毎月第3土曜日を「海上集中行動日」と位置づけており、より多くの参加を呼び掛けている。この日が最初の海上集中行動日となり、普段よりも多くの人が参加した。
 抗議市民からは「海を殺すな」「美ら海を守れ」などの声が上がった。カヌー隊は「SAVE THE DUGONG(ジュゴンを救おう)」と書かれた横断幕を掲げるなどした。
 抗議船の船長を務めた仲本興真さん(70)は「カヌー隊や抗議船のメンバーには仕事や介護など、それぞれの事情があり、参加者が少ない日も多かった。参加人数を確保するために海上集中行動日を設定した」と話した。
 次回の海上集中行動日は4月21日。【琉球新報電子版】