卒業記念に友愛の絵 与那原小 6年生、学校塀に描く


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 【与那原】与那原町立与那原小学校(上原周子校長)の6年生が22日の卒業式を前に、校門西側の塀に壁画を完成させた。壁画には、花が咲き、小鳥が飛び交う友愛に満ちた与那原町をイメージした絵が描かれている。

壁画の完成を喜ぶ壁画実行委員の6年生たち=与那原町の与那原小学校

 卒業の思い出にしようと6年生が壁画実行委員会を設置して取り組んだ。宮里清子(さやね)さん、知念星奈(せな)さん、金城令奈さんら代表19人が6年4組担任の勝連美紀教諭らと、県広告美術技能士会の金城清会長のアドバイスを受けて壁画を仕上げた。

 壁画には、チューリップなどの花の上を小鳥が舞い、友、仲、絆の文字が浮かぶ。木と木の間には、児童たちの絵と手のひらが押されているほか、「MY TOWN与那原」の文字が書かれている。

 反対側の塀には昨年の卒業記念に、軽便鉄道など昔の町をしのばせる壁画が描かれている。上原校長は「両面とも見事な壁画が完成した。後輩たちに良い贈り物になる」と話した。(知花幸栄通信員)