沖縄の肥満割合 男性4割、女性3割 改善も依然高く


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 沖縄県内の20歳以上の肥満者の割合は、男性約4割、女性約3割で、前回調査より改善しているものの、全国と比べるとまだ高い-。県健康長寿課は17日までに、2016年度「県民健康・栄養調査」結果の概要を公表した。長寿復活に向け、県は肥満対策を重点的に取り組む課題の一つに挙げている。改善傾向は見られるが、目標達成には時間を要しそうだ。

 調査は、県民の身体や生活習慣を把握し、健康増進を図るための基礎資料とするため、およそ5年ごとに行われている。身体状況の調査は16年10~12月にかけ、無作為に抽出した満1歳以上の男女1618人から回答を得た。

 その結果、BMI(体格指数)25以上の肥満者の割合は、20歳以上の男性38・4%(全国29・5%)、女性25・9%(全国19・2%)だった。40~50代男性は約5割が肥満で、特に高かった。

 前回の11年度調査と比べると、20歳以上の肥満者の割合は、男性が6・8ポイント減、女性が8・8ポイント減とどちらも下がった。