太、沖縄県勢初の2冠 春高ボウリング大会


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女子団体と選手権者決定戦で2冠の太琳華(中部商業、右)と、共に団体を制した比嘉みさき=18日、那覇市のサラダボウル

 ボウリングの第21回全国高校選手権大会(春高ボウリング)沖縄大会最終日は18日、沖縄県那覇市のサラダボウルで、2人組で争う男女団体戦後半と、個人・団体の総合成績上位16人で競う選手権者決定戦トーナメントを行った。中部商業2年の太琳華(ふとりりんか)は1年の比嘉みさきと共に女子団体を制し、選手権者決定戦でも頂点に立ち、県勢初の同大会2冠を達成した。

 17日の女子個人戦(6ゲーム)で5位だった太は、団体戦(同)では出場者22人中唯一の平均スコア200超の213・833点を記録し、優勝をけん引した。選手権者決定戦は初戦から決勝までの全4試合で200点超えし、安定したスコアで勝ち抜いた。

 太は「3年までに1回は優勝したかったので、良かった。常に落ち着いて投げることができた」と喜んだ。比嘉は「調子が悪く、琳華さんのおかげで勝つことができた。メンタルを鍛え、コントロールの安定からやり直す」とさらなる飛躍を誓った。