【中国時報】「式」と「届け」結婚指すのは 妻が無効と訴え


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 2002年に結婚した妻が、当時の結婚は無効だと裁判所に訴えた。妻の主張は再婚の夫は結婚式を挙げず、ただ普通の食事会を開催して口頭で結婚宣言を行っただけというもの。夫は当時の写真を持ち出し、あれは正式な結婚式だったと主張したが、裁判官は当時の新婦が黒い服を着用し、頭飾りや化粧はなかったことから、通常の婚礼とは言えないと判断。当時の2人の婚姻関係は不成立と結論付けた。

 台湾では08年に「民法親属編」の大幅な法改正を実施。以後、民法第982条で規定される結婚の形式は、儀式婚から登録婚(婚姻届)に改定された。08年以前の結婚の成立を巡っては、適切な儀式の有無によって判断されることになる。