護岸工事続く 市民ら抗議で一時拘束 ゲート前搬入確認されず


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カヌーで抗議する市民を拘束するため海に飛び込む海上保安官=23日午前10時53分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は23日、大浦湾海上で護岸工事を進めた。

 米軍キャンプ・シュワブへの資材の搬入は午後0時半現在、確認されていない。

 新基地建設に反対する市民らは抗議船やカヌーに乗り、「工事をやめろ」などと声を上げ、抗議した。

「K3護岸」で被覆ブロックを設置する作業員=23日午前10時10分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部

 「K3護岸」では大型クレーンで被覆ブロックの設置作業が行われ、「K4護岸」では砕石が海中に投下された。カヌーに乗った市民が抗議のため浮具を越え、海上保安官に一時、拘束された。【琉球新報電子版】