【うるま】沖縄県うるま市のご当地ヒーロー「伝統神ウルマー」の等身大モニュメント除幕式が19日、うるま市役所で開かれた。市商工会の活動を中心に多方面で活躍するウルマーのモニュメント設置に、式典に参加した地元の園児から歓声が上がった。島袋俊夫市長は「地域の伝統と文化などを体現したウルマーの活躍で、さらなる市のPRにつながる」とモニュメントの完成を喜んだ。
伝統神ウルマーは市の魅力を広くPRしようと、市商工会青年部が市民から公募し、2013年に誕生した。頭のかぶとには勝連城の10代目城主とされる「阿麻和利」、胴体やブーツなどは闘牛、ベルトは市産品の「伊波メンサー」などをイメージし、合併前の2市2町の文化や伝統などを融合してデザインされた。市商工会の活動を中心に、さまざまな分野で活躍している。
完成したウルマーのモニュメントは身長195センチ(台座除く)で強化プラスチック製。今後、市役所東棟内のロビーに展示する予定。19日の除幕式には、市内の保育園児らも出席し、「ウルマーダンス」なども披露された。
うるま市商工会青年部の石川航部長は「ウルマーが市内外に市の魅力を発信してくれることを期待している」と話した。