琉球新報社 
第１０回「ヒップホップダンスフェスティバルｉｎ那覇」が２５日、那覇市金城のイオン那覇店前交通広場で開かれた。県内の小中高、一般の４６ダンスチームから約３５０人が参加した。総合グランプリには、那覇高ダンス部の「ＬＵＣＡＳ（ルーカス）」が選ばれた。
各チームともおそろいや手作りの衣装に身を包み、日頃練習してきた技を見せ、観客を楽しませた。小学生部門には各部門で最多の２６チームが出場し、かわいらしい振り付けや、大人顔負けの踊りも披露した。
ルーカスは那覇高２年のダンス部２９人で、息の合った笑顔の演出。部長の松田沙都さん（１７）は「このメンバーで最後の大会でグランプリが取れ、うれしい。踊ってて一番楽しかった」と、仲間と喜びをかみしめた。
ダンス大会を１０回連続開催している運営の主体は、自営業の傍ら那覇市小禄でダンスチーム「Ｃｈａｒｍ（チャーム）」を指導する髙良信徳さん（５２）と、妻の美奈子さん（４７）だ。「子どもたちの居場所づくりのため」（信徳さん）、ほぼ自腹の手弁当でダンスを披露する場を設け続けている。
信徳さんは「練習をたくさんしてきた出場者が、笑顔でダンスを終えた時の達成感がたまらない」と語る。美奈子さんも「運営は大変だが、皆が喜んでくれるのは良い」と笑顔で話した。
各部門の優勝は以下の通り。【小学生部門】リルビット（沖縄市）【中学生部門】ｑｕｉｎｔｅｔ（クインテット、那覇市）【高校生部門】ＦＬＡＭＥ（フレーム、首里高ダンス部）【一般部門】Ｒｈｙｔｈｍｉｃ Ｓｏｕｌ（リズミク ソウル、那覇市）
