カロリーと糖類カット、塩でコク! 沖縄バヤリースオレンジが新商品


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「沖縄バヤリースオレンジ糖類33%カット」の発売をPRする川合聡社長(左から3人目)ら=26日、浦添市のアサヒオリオン飲料

 アサヒオリオン飲料(川合聡社長)は26日、主力の果実飲料の糖類を抑えた新商品「沖縄バヤリースオレンジ糖類33%カット」を発表した。砂糖を中心に糖類を3割カットして健康志向に応えながら、沖縄バヤリースの特徴である濃い甘さを損なわないよう沖縄の塩を使ってコクを出すなど工夫した。

 従来品では砂糖が100ミリリットル当たり11・4グラム含まれていたが、新製品は同7・6グラムに抑えた。100ミリリットル当たりのカロリーも定番品の49キロカロリーに対し、新製品は34キロカロリーとなった。

 浦添市の本社で会見した川合社長は「沖縄バヤリースは1950年からレシピを変えず、沖縄発のブランドとして県民に親しまれてきた。現代社会の課題である健康事情の改善を提案していきたい」と話した。

 500ミリリットルペットボトルで、27日から量販店やコンビニで発売する。パッケージは白色を基調にしてクリアな印象を打ち出す。味わいの調整に塩を使用したことで、夏場の熱中症対策商品としてもPRしていく。

 年内の販売数量は5万5千本を計画する。希望小売価格は税抜き140円。