エンジン1基で飛行か 米沖墜落FA18 嘉手納に同型15機飛来


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 【ワシントン=座波幸代本紙特派員】米フロリダ州キーウェスト沖で14日墜落した米海軍のFA18戦闘攻撃機が墜落前、エンジン1基で飛行していたと、バージニア州の地元紙「バージニア・パイロット」が27日伝えた。バージニア州内の米海軍安全センター関係者の話として報じている。

 墜落機はバージニア州オシアナ海軍基地の第213戦闘飛行隊「ブラックライオンズ」所属。キーウェスト航空基地へ着陸の最終態勢に入った際に墜落し、緊急脱出した乗組員2人が死亡した。同型機は2基のエンジンを搭載し、1基約7700キロの推力がある。同紙によると、墜落前にどの程度の時間、エンジン1基で飛行していたのかは不明。事故原因は現在も調査中で結果が出るまで数カ月かかる見込みという。

 沖縄県内では3月から米空軍嘉手納基地に、米原子力空母ロナルド・レーガン艦載機のFA18が15機飛来しており、騒音増に當山宏嘉手納町長が沖縄防衛局に抗議している。