世界遺産登録前に 琉球弧PR JALとOCVB


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「新ジャパン・プロジェクト沖縄」での連携を発表する日本航空沖縄支店の渡部勝磨支店長(左から3人目)と沖縄観光コンベンションビューローの平良朝敬会長(同2人目)ら=30日、那覇市のJTA本社ビル

 日本航空(JAL)沖縄支店の渡部勝磨支店長と沖縄観光コンベンションビューローの平良朝敬会長は30日、那覇市のJTA本社ビルで会見し、4月から展開する「新ジャパン・プロジェクト沖縄」を発表した。今夏の世界自然遺産登録を目指す「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」を国内外に発信し、琉球弧の島々の周遊プロモーションで連携する。

 新ジャパンプロジェクトはJALが地方創生の一環で展開する地域コラボレーション企画で、4~6月に「沖縄・奄美・南九州」を特集する。沖縄と鹿児島の県境を越えて、世界自然遺産候補地の魅力をクローズアップする。

 沖縄がテーマの4月は、JALの機内誌「SKYWARD」に本島北部の自然と暮らしを紹介する特集を組むほか、国内線の機内ビデオで大宜味村の森歩きを上映する。

 渡部支店長は「日本の南のリゾート地に生物多様性の環境が整った島があることを広く理解してもらう取り組みにする」と語った。

 都道府県をまたぐ広域連携DMOの候補となる平良会長は「自然遺産登録で海外からの旅客を受け入れていくには、鹿児島や奄美との広域の連携が欠かせない」と語った。