沖縄空手の魅力伝える 豊見城市で企画展始まる


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 県主催の沖縄空手流派企画展が30日、豊見城市の沖縄空手会館で始まった。上地流と剛柔流の重鎮で県指定無形文化財「沖縄の空手・古武術」保持者の3人が同館に集い、沖縄空手の歴史や魅力を語った=写真。

 上地流範士の上原武信さん(88)は「空手は精神を鍛えるものだ」との教えを紹介。剛柔流師範の東恩納盛男さん(79)は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録への意気込みを示した。上地流範士の友寄隆宏さん(89)は「世界中の空手家が発祥の地、沖縄を訪ねたいと思っている」と結束を呼び掛けた。

 企画展は夏ごろまで。