与那原ヒジキ漁始まる 「茎太く、甘みも」


この記事を書いた人 琉球新報社
与那原町特産のヒジキの収穫作業を手伝った知念高校ヨット部員=3月30日、与那原町の当添漁港付近

 【与那原】与那原町の特産品ヒジキの収穫が3月30日、同町の当添海岸で始まった。茎が太く、生き生きとした茶色のヒジキを、与那原・西原町漁業協同組合の組合員と知念高校ヨット部員らが鎌で刈り取って収穫した。収穫は6月ごろまで行われる。

 ヒジキの収穫は3~4月ごろに始まり、春の風物詩として知られている。同漁協では年間約55トンを収穫。50センチほどに成長したヒジキを岩場から刈り取り、収穫後は釜で炊き、蒸してあくを抜いた後、天日干しにする。

 同漁協の漁場でヨットの練習をしている知念高校ヨット部の部員らは、2年前からヒジキの収穫を手伝っている。毎回収穫作業に参加している2年の赤嶺誠哉さん(17)は「与那原のヒジキは甘みと歯ごたえがあっておいしい。鎌の使い方も慣れてきた」と話した。