米軍がパラシュート降下訓練を強行 津堅島沖合


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津堅島沖上空から次々とパラシュートで降下する米兵=5日正午すぎ、うるま市勝連津堅島沖(具志堅千恵子撮影)

 米軍は5日午前、うるま市の津堅島訓練場水域で今年3度目となるパラシュート降下訓練を実施した。県や市、市議会は危険性が高いとして同水域で訓練しないよう強く求めているが、米軍は地元の意向を無視する形で訓練を強行している。

 午前11時15分ごろ、津堅島沖合の上空に米軍機が現れ、旋回の後、機体の後部からそれぞれ物資とみられる物の付いたパラシュート2個を降下。同25分ごろには兵員5人がパラシュートで降下した。

 津堅島周辺では4月から、モズクの収穫が本格化しており、漁船が頻繁に航行する。本島と津堅島を結ぶ定期船も出ている。

 米軍は6日にも、降下訓練を予定している。【琉球新報電子版】