サンエー最高益更新 2月期 5期連続で増収増益


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 沖縄県内スーパー最大手のサンエー(宜野湾市、上地哲誠社長)は5日、2018年2月期決算を発表した。売上高やテナント収入などを含めた営業収益は前期比3・1%増の1859億600万円、経常利益は同0・2%増の154億3800万円、純利益は同6・1%増の103億8200万円となった。5期連続の増収増益で、営業収益、経常利益、純利益ともに過去最高だった。

 入域観光客数の増加に伴い外国人客による商品購入が増えているほか、県内の好況感や人口増加などにより、食料品や住居関連用品などの売り上げが伸びた。

 売り上げ総利益率(粗利率)は前期より0・2ポイント上昇して31・3%だった。期末配当は17年2月期の1株当たり47円から3円増配して1株当たり50円を配当する

 19年2月期の連結業績予想は営業収益が同3・4%増の1921億9800万円、経常利益は同4・7%減の147億1千万円、純利益は同4・7%減の98億9900万円を見込んでいる。浦添市西海岸に建設しているショッピングモールの開業に向けて、職員の採用による人件費などが増加する見通し。

 部門別の売上高は住居関連用品や食料品、外食が前期を上回った。衣料品は夏物の売り上げが伸びなかったため前期を下回った。