第二尚氏王統の尚本家の清明祭が6日午前、沖縄県那覇市首里の玉陵で開かれた。第23代当主の尚衞(まもる)さん(67)=岡山県=を始め一族7人、来賓25人が参加し、琉球王朝時代の清明祭を再現した。
衞さんによると、尚本家の玉陵での清明祭は約40年ぶり。衞さんは、来年以降も開催する考えを示した。
墓前には、歴史文献に基づいてブタやニワトリ、アヒル、泡盛などが供えられた。儀式は衞さんの立拝から始まり、線香や酒などを供え、最後には参加者全員で一礼した。
衞さんは「長年途絶えてきた清明祭ができて感無量だ。沖縄独特の風習や文化を沖縄から発信できればいい」と語った。【琉球新報電子版】