【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で6日、辺野古の浜と米軍キャンプ・シュワブを隔てるフェンスに、基地側に表面が向けられるようにして2枚看板が設置された。
看板は木製で約1・5メートル四方。黄色と黒色のしま模様が描かれている。
看板設置について沖縄防衛局は5日、本紙の取材に対して「常時立ち入り禁止の『第一水域』の範囲を明示するプレートを設置しようと作業していた」と答えていた。
辺野古の浜のフェンスに設置された看板は、市民によると、午前5時ごろはなかったが、午前6時半に再度訪れた際にはすでに設置されていたという。
一方、新基地建設に反対する市民らは6日も沿岸やゲート前で抗議を続けた。
米軍キャンプ・シュワブ沿岸の「K3護岸」で砕石の投入作業などが確認された。
同基地沿岸の「K3護岸」では、トラックによって運ばれた砕石を海へ投下する作業やショベルカーでならす作業が行われた。
建設現場付近の沿岸では、抗議船2隻とカヌー8艇が工事に反対する意思を示した。【琉球新報電子版】