県の池田竹州知事公室長は6日午後、5日に検査入院した翁長雄志知事について週末まで精密検査を行うことを明らかにした。
8日から3泊4日の日程で日本国際貿易促進協会(河野洋平会長)の北京訪問に参加する訪中の日程も取りやめた。池田公室長は「精密検査の間の入院になるが長期間になるわけではないと考える。検査の内容は結果が分かり次第あらためて公表する」と説明した。
県によると、翁長知事は5日に人間ドックを行ったところ医師から再検査の指示があり、午後の日程を取りやめてそのまま検査入院に入った。6日から精密検査を行い、検査は週末までかかる見込みという。
翁長知事は那覇市長時代の2006年に、胃がんの手術を受けた経緯がある。関係者によると、辺野古新基地建設阻止を訴える訪米や天皇、皇后両陛下の沖縄訪問への同行など公務が続いたこともあり、数日の休養をとる機会としている。【琉球新報電子版】