琉球新報社 【伊是名】伊是名村役場で３月３０日、２０１７年度退職者の辞令交付式が開かれた。村民の足であるフェリーいぜな尚円の船長、比嘉正敏さんも退職した。
比嘉さんは、２２歳の頃に船員となり、３８年間勤務した。１６年前から船長を務めた。これまでを振り返り「１６年前は気象予報などもあてにできず、先輩の船長から習って、海を見て風を読み判断もした。毎日が緊張の連続だった」という。「今は寂しいと言うよりやっと肩の荷が降りたような感じがする」と笑顔で話した。
妻のりん子さんは、「大変な仕事をしているので、家に居る時は笑顔でいるように心掛けていた。４人の子も大人になり、事故も、大きなけがや病気もなく今日の日を迎えられて良かった。お疲れさま」と、比嘉さんをねぎらった。（比嘉靖通信員）
