子どもの表現力や発想力を培うには? 教員志望者向け新聞活用講座、琉球大


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講師を務める関戸塩副部長(左)の話を聞く学生たち=10日、西原町の琉球大学

 教師を志す大学生を対象に、教育に新聞を活用するNIEの手法を学ぶ「2018年度新聞活用実践講座」が10日、沖縄県西原町の琉球大学で始まった。35人が受講し、要点を押さえた新聞の読み方や新聞が発行されるまでの過程を学んだ。学生たちは2人1組で朝刊から気になる記事を取り上げ、選んだ理由や意見を発表し合った。同日開かれた講座は、琉球新報社読者事業局の関戸塩副部長が講師を務めた。

 関戸副部長は、小中学校で実施したNIEの実践例を挙げ「新聞は子どもたちの表現力、発想力、編集力を培う。生徒が理解しやすい形で新聞を授業に取り入れる方法を学んでほしい」と呼び掛けた。

 講座は琉球大学教育学部と琉球新報社が連携し2013年度以降、毎年前期に開講している。全16回でメディアリテラシー、平和学習への活用法など多彩な内容を計画している。