諸見里、桑江の2氏一騎打ち アリーナ、待機児童など争点 沖縄市長選告示


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コザ十字路での第一声で支持を訴える諸見里宏美氏と胡屋十字路での第一声で支持を訴える桑江朝千夫氏=15日、沖縄市内

 【沖縄】任期満了に伴う沖縄市長選が15日、告示された。届け出順に無所属新人で前市議の諸見里宏美氏(56)=社民、共産、社大、自由、民進推薦=と、2期目を目指す無所属現職の桑江朝千夫氏(62)=自民、公明、維新推薦=の2人が立候補を届け出た。一騎打ちとなる見通し。1万人規模の多目的アリーナ建設の是非や待機児童の解消策、基地問題への対応などが主な争点となる。22日に投開票される。

 両氏は15日朝、市内の街頭で出発・出陣式を開き、勝利に向け気勢を上げた。

 諸見里候補は「今、市民が求めているのはハコモノではなく、人、命を優先する市民が主役の沖縄市だ。何としても市政を奪還していく」と力を込めた。

 桑江候補は「観光も福祉も経済も前に進める。沖縄市が前に進むのか後ずさりするのか、この1週間が勝負だ。一緒に沖縄市をつくっていこう」と訴えた。

 市の選挙人名簿登録者数は14日現在、11万171人(男性5万2496人、女性5万7675人)。【琉球新報電子版】