OCVB、観光連携に登録 推進室新設 付加価値で向上図る


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沖縄総合事務局の仲程倫由次長(右)から登録証を受け取る平良朝敬OCVB会長=18日、同所

 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、平良朝敬会長)は、観光地形成に向けた市場調査や経営管理(マネジメント)を行う日本版DMOの広域連携DMOに正式登録され、18日、沖縄総合事務局で登録証を受け取った。登録は3月30日付。日本版DMOは全国70件が登録済みで、広域連携DMOはOCVBが全国で7件目。

 登録証を受け取った平良会長は「観光格差をなくし、沖縄全体が潤うようにしたい。質を上げ、沖縄観光をさらに推進する」と語った。OCVBは4月からDMOを推進する「経営推進室」を新設した。経営推進室を中心に、行政や民間事業者と連携して、地域の稼ぐ力を引き出し、受け入れ環境の整備などに取り組む。デジタルマーケットを活用して経営管理や広報活動を実施して沖縄観光の付加価値向上を図る。

 日本版DMOは、観光地経営の視点を持ち、地域づくりのかじ取り役として、関係機関と連携して戦略を実施する調整機能を備えた法人。観光庁が登録する。関係者の合意形成やデータ収集と分析、戦略の策定などに取り組み、観光による地方創生につなげる。