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海水淡水化装置などを製造販売するワイズグローバルビジョン(沖縄県うるま市、柳瀬良奎社長)は18日、沖縄県庁で会見し、県産業振興公社や県内4金融機関でつくる「沖縄ものづくり振興ファンド有限責任事業組合」から4千万円の出資を受けたと発表した。資本金を9080万円に増資した。4日に発売した世界最小クラスの海水淡水化装置の製造基盤の拡充やスタッフの増員などにも活用する計画だ。
同社は2012年設立。最新の海水淡水化装置は重さ40キロ、400ワットの低電圧で、1時間に40リットルを浄水できる。60万円からの低価格に抑えた。
売り上げ目標は2018年8月期に2・8億円、数年内に10億円を掲げ、上場も見据える。柳瀬社長は「スペースが限られた所でも使用できる。沖縄発の製品を普及していきたい」と述べた。
小型装置は海外だけでなく国内の産業用水、船上や海岸の土木工事などニーズが高いという。大嶺光雄会長兼CTOは「サバニのような小型船にも搭載できる小型装置を造りたかった」と語った。
長崎県のテーマパーク、ハウステンボスで28日にオープンする無人島にも採用され、パプアニューギニアの島々に向けて80台を受注している。