経済

沖縄セルラー電話、東町にビル 自然エネ活用の最新型

 沖縄セルラー電話(那覇市、湯淺英雄社長)は18日、那覇市東町のゆいレール旭橋駅前にデータセンター(DC)を併設したオフィスビルを建設すると発表した。地下水を活用した冷却の仕組みを導入するなど自然エネルギーを利用した「最新鋭のスマートオフィス」を目指す。同社として不動産事業とDC事業に初参画となり、IT関連産業の集積を目指す。

 場所は3月に沖縄セルラーがKDDIから取得したKDDI那覇ビル跡地。免震構造の地上12階建てで1階はエントランスホール、2~9階は貸しオフィスとする。10階には沖縄セルラーが運営するDCを設ける。敷地面積は1051平方メートル、延べ床面積は約7760平方メートル。2020年5月完成予定。

 外装は二重ガラスで、ガラスの間にたまった熱は除湿に活用する。建物の中央部に「クールボイド」と呼ばれる吹き抜けを設け、中で地下水を噴霧することでオフィスを効率的に冷却する仕組みを国内で初めて導入する。

 DCは郊外の設置が多かったが、メンテナンスなどの際に技術者が駆け付けやすいなどの理由から、近年は都市部への立地が増えているという。駅に隣接し、空港や那覇のオフィス街にも近い立地を生かす。那覇市内初のDCという。

 湯淺社長は「IoT(モノのインターネット)、ICT(情報通信技術)を活用する企業が集積する拠点となり、沖縄から本土や世界に発信するビルを目指す」と語った。