琉球新報社 音楽情報サイト「ビルボードジャパン．ｃｏｍ」の編集部などで音楽ライターとして活躍する平賀哲雄さんが６月、那覇市内で「安室奈美恵を語る会」を開催する。安室への思いを聞いた。（聞き手・仲井間郁江）
―「語る会」開催のきっかけは。
「昨年８月、ＮＨＫのラジオ番組で安室奈美恵の特集があり、そこに解説者として出演した。ラジオの生放送と合わせてツイッターでも発信していたら、曲を流すとツイッター上でも合唱が起きるって感じで、文字なんだけど（笑）、ものすごく反応が良かった。ライブっぽくて。これをリアルな空間でもやりたいと思い企画した」
―安室奈美恵が世代を超え支持される理由は。
「安室ちゃんは、かっこいい曲やファッションはどうあるべきかということを１００も２００も考えているとは思うが、皆に好かれるためにどうすればという軸では動いていないと思う。理由はそこかなと思う。あとは、信念を曲げず何度も全盛期を生み出した姿勢」
―「アムロス」という言葉もある。ファンは「引退」にどう向き合えばいいか。
「彼女の歌の中に必ず前に進もうと思えるメッセージがある。僕たちは引退後もきっとそのことに何度も気付かされるはずだ。引退後も結局、安室奈美恵に背中を押されて前に進もう、となるはずだ」
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「安室奈美恵を語る会」は６月２９日、那覇市のライブハウスΟｕｔｐｕｔで開催。午後７時開場、７時半開演。チケットは１５００円。プレイガイド（ローソン）やイープラスで販売中。
