宮古島トライアスロン 本番へ決意新た 出場選手登録開始


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 【宮古島トライアスロン取材班】第34回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市、琉球新報社)の選手登録が19日、JTAドーム宮古島で始まった。出場する選手はスイムキャップやゼッケンなどを受け取り、本番に向けての決意を新たにした。選手は「結果を求めたい」「完走を目指したい」などそれぞれの思いを抱え、本番へ挑む。

レース本番に向けて登録を行う選手たち=19日午後、宮古島市のJTAドーム宮古島(大城直也撮影)

 大阪府から参加した小枩谷和夫(62)、明美(59)夫妻はそれぞれ15回目と13回目の出場。コンディションについて2人は「年齢なりの感じで良くもなく、悪くもなくです」と笑う。和夫は1年ぶりの宮古島に「帰ってきたという感じ。じたばたせずにのんびりと調整し、慣らしていきたい」と語る。明美は「最初は選手を追い掛けていたのに、最近は制限時間に追い掛けられている」と話し、「いっぱい楽しんで2人でゴールし、一緒にアイスクリームで乾杯したいですね」と意気込む。

 今回で4回目出場の岩間陽介(40)=宮古島市=は「年々体力面で退化する自分に活を入れて頑張ってきた。疲れの抜けが遅いのが気になるが、本番に向けて体調を上げていきたい」という。昨年はランで制限時間にかかり、完走できなかった。「今心配なのは天候。天気が良ければ、完走できる。間違いない」と雪辱を誓う。

 大学からトライアスロンを始めた多賀谷光(20)=神奈川県=は宮古島大会初出場で、ロングディスタンスも初めて。2月に合宿で宮古島を訪れたものの、トライアスロン一色の雰囲気に変わっている島の様子に驚きを感じながらも「この雰囲気を味わうと緊張とともに頑張らないといけないと思う」と語り、「結果を求めたい。年代別で優勝を狙いたい」と力を込めた。

 ツール・ド・宮古島や旅行などで何度も訪れているという桑田恵梨子(32)=東京都=は初めての出場に「とりあえずテンションは上がっています」と意欲満々。トライアスロンの経験は少ないが仲間からの「ロングは楽しんだもん勝ち」という言葉が桑田の背中を押す。「初挑戦で何も恐れるものはない。景色を楽しみにながら完走を目指したい」と、臨める喜びを胸に本番を待つ。