【中国時報】江家の清明祭 358人参加 台中


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 台中南屯の江氏一族は先祖供養の精神を大切に守り、毎年の古清明(旧暦3月3日)には墓参りを行っている。100年間、一度も欠かしたことがないという。4月18日には358人の江氏の子孫たちが参加し、清代にまでさかのぼる先祖の墓の前で祭祀(さいし)を行った。参加者のうち、最年長は90歳で最年少は8カ月という。

 米国や台湾各地からも参加し、一斉に墓を掃除して「墓紙」を焼いて線香を上げた。代表管理人の江慶洲によると、江氏の先祖でさかのぼれる最も古い人が明代の江東峯である。乾隆年間に江在蛟が福建から台湾に渡り、台中で開墾したのが現在の江氏の始まりである。江慶洲は今後も江氏の清朝の古墓を守り続け、いずれは人類の歴史を刻む貴重な文化遺産として保存してほしいと語った。