新報新本社ビル船出泉崎で竣工式


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完成した琉球新報新本社ビル=24日、那覇市泉崎

 琉球新報社(富田詢一社長)の新本社ビルが那覇市泉崎に完成し、竣工(しゅんこう)式が24日、開かれた。約150人が出席し、情報や文化、芸能の発信拠点の完成を祝った。

 新本社ビルは地上11階、地下2階建て。さまざまな用途で利用できる定員606人のホールが設けられている。
 富田社長は「県民、読者の評価を得てこれから先、ランドマークとしての評価が定まるようにビルを活用して頑張っていきたい」とあいさつし、工事関係者に礼を述べた。
 沖縄銀行の玉城義昭頭取は「新社屋はさらなる飛躍の象徴となる。琉球新報には、事の本質を見極め、公明正大に未来を開く道を照らし続けてほしい」と期待を込めた。
 設計を担当した国建の比嘉盛朋社長は「新報が泉崎で持っていたブランド力、発信力を再生するお手伝いができ、非常にうれしい」と祝いの言葉を述べた。
 金秀建設の呉屋守孝社長は「建物内にホールもあり大変難しい工事で、携われたことは施工者冥利(みょうり)に尽きる。無事故無災害でこの日を迎えられたことがうれしい」と喜びを表した。
 組踊立方の人間国宝、宮城能鳳氏が乾杯の音頭を取った。