基地と隣り合わせの日常描く劇 石川ひまわりキッズが28日公演 宮森小事故の継承も


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劇の練習をする石川ひまわりキッズシアター

 うるま市で活動する石川ひまわりキッズシアターは28日、うるま市の生涯学習・文化振興センターゆらてくで自主公演「Folklore/消えないうちに」を行う。

 基地問題が影にひそむ沖縄と子どもたちの日常を比喩的に描く会話劇とミュージカルの2部構成。劇団は昨年、運営難から一度解散したが、団員の子どもたちの強い希望により復活。琉球新報のクラウドファンディングサイト「YUIMA」で公演資金の一部を募り、実現にこぎつけた。

 劇は活動拠点の石川で、1959年に起こった宮森小学校米軍機墜落事故の継承も目的に演じる。会話劇Folkloreを演じる石川心月さん(13)=うるま市立石川中2年=は「沖縄が平和になったらいいとないう思いも込めている。見ている人に感動を与える劇をしたい」と語った。

 公演は午後1時半と同5時半の2回。大人1000円、中高生500円、小学生以下は無料。劇団ホームページhttp://himawari-kids.okinawaから予約もできる。