高卒内定率96%で最高 県内 今春、大卒は83%


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 沖縄労働局(安達隆文局長)は27日、今春の県内新規学卒者の就職内定状況は、高校生が96%(前年同期比2・7ポイント増)、大学生が83・7%(前年同期比4・1ポイント増)と、いずれも過去最高値を更新したことを発表した。安達局長は内定率が上昇している理由について「観光業やそれに伴う建築業での人材不足が主な理由だと考えられる」と述べた。

 一方で専修学校などの就職内定率は88・7%で、前年同期比5・8%減だった。同局は留学生の内定率が悪いことなどが要因として考えられるとの見方を示した。

 安達局長は「引き続き大学や高校と連携して就職を支援していきたい。一方で依然として未就職者もいるため、新卒応援ハローワークなどを活用してほしい」と話した。