【国頭】国頭村宜名真の大石林山(南都)の敷地内に「沖縄石の文化博物館」が28日から開業する。博物館では41市町村から採取した石や化石が付いた巨大な石板、石の歴史などが書かれたパネルなど約180点が展示されている。
沖縄に多い琉球石灰岩を含め、さまざまな種類の石が展示されている。アンモナイト20匹以上の化石が付いた巨大な石板や三枚肉のように見える鍾乳石、石棺などがある。
施設内には食堂「ふれあい なんと屋」があり、アグーを使った沖縄そばや鍋、カレーが提供される。アレルギーの原因となる物質を使用していない「お子様ランチ」やイスラム教徒の人でも食べることができる豚肉を使わない食事などもある。
南都は27日、関係者やマスコミを対象に内覧会を開いた。博物館の大城逸朗名誉館長は「石の成り立ちなどが展示されているパネルがあるので、石の物語を知ることができる。多くの人に足を運んでほしい」と話した。
博物館は入場無料で開館時間は午前9時半~午後5時半。問い合わせは博物館(電話)0980(41)8117。